特集・連載

特集、連載、コラムなど

やきもの曼荼羅[15]中国陶磁(3)中国陶磁の形と文様

「形」重視から「文様」重視へ  中国人と日本人の自然観の違いについては「中国陶磁(1)やきものの誕生」でも触れましたが、やきものに対する理想やこだわりも...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[13]10月:心を満たしてくれる不思議な器の力

 昨年9月より始まりましたテーブル通信は、お陰様で一年になりました。先月はお休みをいただき、今後どのような内容にしようかと自問自答しておりました。テー...

やきもの曼荼羅[14]中国陶磁(2)五行思想と中国陶磁

理想の青磁、雨過天晴  青磁の釉色は時代や窯ごとに異なりなかなか微妙です。越州窯(えっしゅうよう)は朽葉色(くちばいろ)、耀州窯(ようしゅうよう)はオリ...

やきもの曼荼羅[13]中国陶磁(1)やきものの誕生

比較陶磁史のすすめ  大文明は乾燥地帯から生まれたといいます。地中海沿岸の古代文明を育てた地域と中国の黄土台地は風土がよく似ています。中国と日本の自然の...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[12]8月:テラスやお庭でお手軽バーベキュー

 日本各地に豪雨災害をもたらした長い梅雨もようやく終わりに近づき、雲の切れ間から多様の光がのぞきはじめました。梅雨明け宣言を聞く間もなく、いきなり連日...

やきもの曼荼羅[12]やきものの基礎知識

 昔から「陶をもって政を知る」と言われますが、やきものには、その国の政治だけでなく文化も色濃く繁栄されています。日本のやきものは、中国や朝鮮半島からの影響を受...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[11]7月:おうちリゾート・心に残る食卓で思い出づくり

 30度越えの日があるかと思えば、ゲリラ豪雨で土砂災害の恐れありと避難指示が出て、あたふたしていたら「あっ」という間に7月。気がつけば、今年も半分が過...

やきもの曼荼羅[11]六古窯を訪ねる(其の七)備前編

備前窯の誕生 備前窯は、平安時代末期頃に成立したと考えられています。名古屋大学名誉教授の楢崎彰一氏によれば、中世陶器は瓷器系陶器、須恵器系陶器、...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[10]6月:梅雨時を爽やかに 器の衣替え

 今年はテラスのバラが沢山の花を咲かせてくれました。玄関やリビング、洗面所などいたるところに飾っては眺め、花に浮かれて過ごしました。気がつけば、九州北...

やきもの曼荼羅[10]六古窯を訪ねる(其の六)丹波編

丹波窯の誕生  丹波窯は、平安時代末期頃に常滑窯の影響を受けて開窯し、壺・甕(かめ)・すり鉢を中心に生産されますが、すり鉢の生産は意外と少ないよ...