特集・連載

特集、連載、コラムなど

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[19]4月:簡単便利!お昼の美女会は大皿懐石で

 春爛漫。家の目の前に広がる山の景色も新芽が目立ち、もこもこっとしてきました。いつもならば行楽シーズンの到来でどこも賑わうはずで、私のいる有田でも今年...

やきもの曼荼羅[20]日本のやきもの3 中世古窯―その心と形

日本の中世古窯  これまでに、日本各地で発見された中世古窯の数は79カ所といわれています。その中には、広域を商圏とした大窯業地から、在地の需要に...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[18]3月:テーブルでお花見・花の器を集めて

 九州とはいえ2月は大雪が降り寒い寒いと言いながら暮らしていましたが、やっと梅が咲いたと思っていたら、いつの間にか桜の開花宣言です。いつも入学式の頃に...

やきもの曼荼羅[19]日本のやきもの2 魂の造形、縄文の美

縄文人は意外とグルメ  縄文時代の始まりについては諸説がありますが、考古学の報告書によれば「土器の出現」をもって縄文時代としているようです。土器...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[17]2月:おでんで温まろう!楽しみ方、いろいろ

 冬の料理といえば鍋物ですが、その中でもおでんは実に庶民的で温かみのある家庭の雰囲気がします。肌寒い夜に大鍋の蓋を開けるとふわふわと湯気が立ち上り、そ...

やきもの曼荼羅[18]日本のやきもの1 日本人の土の思想

人間と風土  「身土不二(しんどふに)」という言葉があります。初出は、中国の普度法師が1305年に編纂(へんさん)した仏教書『廬山蓮宗寶鑑(ろざんれんし...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[16]1月:新年のお客様には大福茶で縁起担ぎ

 あけましておめでとうございます。昨年はコロナに始まりコロナに終わらない!?散々な年でしたが、今年は何とか明るい方向に向かって知恵と工夫と勇気で前進し...

やきもの曼荼羅[17]朝鮮陶磁2 朝鮮陶磁の無碍(むげ)の美

朝鮮王朝時代のやきもの  14世紀末から20世紀はじめまでの朝鮮時代を代表するやきものといえば、粉青瓷(ふんせいじ)と白磁です。粉青瓷とは粉粧灰青瓷(ふ...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[15]12月:素敵なクリスマスのために

 今年も最後の月となりました。コロナの心配に明け暮れた一年だったせいか、「もう12月?」というのが本音でしたが、ここ九州も今は冬型の気候に変わり、やっ...

やきもの曼荼羅[16]朝鮮陶磁1 高麗青磁の翡色の美

■韓国のやきもの史  韓国を代表するやきものといえば、高麗(こうらい)青磁と李朝陶磁ですが、韓国陶磁の歴史は紀元前五千年頃の低火度焼成による突帯...