特集・連載

特集、連載、コラムなど

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[24]9月:一碗のご飯だけど・・・

 先月の長雨で庭には見たこともないキノコが生えてきてビックリ!!!したのもつかの間、気がつけば9月。朝夕は虫の声が聞こえ、薄手のカーディガンを羽織りた...

やきもの曼荼羅[25]日本のやきもの8 唐津(其の一)

唐津焼とは  東日本では、やきもののことを「瀬戸物(せともの)」と呼びます。江戸時代以降、瀬戸焼がやきものの代名詞になるほど広く浸透したからです。同じよ...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[23]8月:リゾート感覚で楽しむおしゃれなブランチへご招待

 新型コロナウイルスの猛威にオリンピック、心配したり喜んだりとあわただしく過ぎていく今年の夏。そろそろお盆の準備と思っていたら今度は大雨。西日本・東日...

やきもの曼荼羅[24]日本のやきもの7 素材と造形

石の国・中国  この連載の「中国陶磁(1)やきもの誕生」で、中国は石の国であると書きましたが、石という素材には安定感があり、古代人が石による建造物に永遠...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[22]7月:夏休みの食卓はリゾート感覚で遊び心をプラス!

 先日、何気なくテレビのスイッチを入れると、カレーライスがテーマの番組でした。「お宅のカレーライスは牛肉ですか?豚肉ですか?」というもので、いろいろな...

やきもの曼荼羅[23]日本のやきもの6 大素人の系譜

大素人・本阿弥光悦  本阿弥光悦が清貧の人であったことは前回ですでに触れましたが、彼は本業(刀の目利き、研磨、浄拭)の傍ら自らの芸術的才能を多方面に発揮...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[21]6月:衣替えの季節、器も気分もリフレッシュ

 九州は先月中頃に梅雨入りしたせいか、真夏日の中休みのせいなのか、今年はことのほか長く感じます。例年は7月まで降り続け、最後にドーッと恐ろしく降ったら...

やきもの曼荼羅[22]日本のやきもの5 繕いの美

継ぎ方いろいろ  破損した磁器を焼継ぎという手法で修理して再使用する習慣が、江戸時代寛政(1800年)頃から明治・大正時代まで日常的に行われていました。...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[20]5月:クリエイティブ手巻きずしのススメ

 今年のゴールデンウイークもどこにもいかず家で断捨離をすると張り切って決めてはいたものの、いざ始めてみると一向に作業が進まないのです。私はみずがめ座で...

やきもの曼荼羅[21]日本のやきもの4 手のひらの中の宇宙

技法に込められた思想  茶の湯の茶碗は「轆轤(ろくろ)」による成形が主ですが、最近は「刳り貫き」(くりぬき、「刳り抜き」とも)という技法で作る陶芸家も増...