特集・連載

特集、連載、コラムなど

やきもの曼荼羅[22]日本のやきもの5 繕いの美

継ぎ方いろいろ  破損した磁器を焼継ぎという手法で修理して再使用する習慣が、江戸時代寛政(1800年)頃から明治・大正時代まで日常的に行われていました。...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[20]5月:クリエイティブ手巻きずしのススメ

 今年のゴールデンウイークもどこにもいかず家で断捨離をすると張り切って決めてはいたものの、いざ始めてみると一向に作業が進まないのです。私はみずがめ座で...

やきもの曼荼羅[21]日本のやきもの4 手のひらの中の宇宙

技法に込められた思想  茶の湯の茶碗は「轆轤(ろくろ)」による成形が主ですが、最近は「刳り貫き」(くりぬき、「刳り抜き」とも)という技法で作る陶芸家も増...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[19]4月:簡単便利!お昼の美女会は大皿懐石で

 春爛漫。家の目の前に広がる山の景色も新芽が目立ち、もこもこっとしてきました。いつもならば行楽シーズンの到来でどこも賑わうはずで、私のいる有田でも今年...

やきもの曼荼羅[20]日本のやきもの3 中世古窯―その心と形

日本の中世古窯  これまでに、日本各地で発見された中世古窯の数は79カ所といわれています。その中には、広域を商圏とした大窯業地から、在地の需要に...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[18]3月:テーブルでお花見・花の器を集めて

 九州とはいえ2月は大雪が降り寒い寒いと言いながら暮らしていましたが、やっと梅が咲いたと思っていたら、いつの間にか桜の開花宣言です。いつも入学式の頃に...

やきもの曼荼羅[19]日本のやきもの2 魂の造形、縄文の美

縄文人は意外とグルメ  縄文時代の始まりについては諸説がありますが、考古学の報告書によれば「土器の出現」をもって縄文時代としているようです。土器...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[17]2月:おでんで温まろう!楽しみ方、いろいろ

 冬の料理といえば鍋物ですが、その中でもおでんは実に庶民的で温かみのある家庭の雰囲気がします。肌寒い夜に大鍋の蓋を開けるとふわふわと湯気が立ち上り、そ...

やきもの曼荼羅[18]日本のやきもの1 日本人の土の思想

人間と風土  「身土不二(しんどふに)」という言葉があります。初出は、中国の普度法師が1305年に編纂(へんさん)した仏教書『廬山蓮宗寶鑑(ろざんれんし...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[16]1月:新年のお客様には大福茶で縁起担ぎ

 あけましておめでとうございます。昨年はコロナに始まりコロナに終わらない!?散々な年でしたが、今年は何とか明るい方向に向かって知恵と工夫と勇気で前進し...