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森孝一のやきもの曼荼羅

やきもの曼荼羅[62]日本のやきもの44 京焼(五)

京焼における磁器の開発  京焼における磁器の開発は、寛永年間(1624~44)に九州の有田焼磁器が京都にもたらされ、尾形乾山(1663~1743)も試作...

やきもの曼荼羅[61]日本のやきもの43 京焼(四)

古清水色絵松竹梅文高坏  古清水焼(こきよみずやき)の代表的作例の作品で、轆轤(ろくろ)挽きの木製高坏(たかつき)を写したものです。天板いっぱい...

やきもの曼荼羅[60]日本のやきもの42 京焼(三)

文人陶工・尾形乾山の登場  尾形乾山(けんざん)は1663(寛文3)年京都の呉服商雁金屋(かりがねや)・尾形宗謙の三男として生まれました。雁金屋は、後水...

やきもの曼荼羅[59]日本のやきもの41 京焼(二)

色絵陶器の誕生、野々村仁清  肥前色絵磁器と時期をほぼ同じくして京都の色絵陶器が誕生しました。磁器と陶器の違いはありますが、陶器の器肌に白化粧を...

やきもの曼荼羅[58]日本のやきもの40 京焼(一)

京都人にとっての京焼とは  京都の陶芸家と話していると、京都人は「京焼」とは呼ばない。「清水焼(きよみずやき)」とか「音羽焼(おとわやき)」とか、地域の...

やきもの曼荼羅[57]日本のやきもの39 萩焼(三)

萩赤楽茶碗  赤楽に白釉を刷毛で施した茶碗で、胴には横や縦、斜めに引っ搔いたような線があり、まるで一枚の抽象画を見るようです。見込みは大胆に削ら...

やきもの曼荼羅[56]日本のやきもの38 萩焼(二)

萩立鶴茶碗  この立鶴茶碗は、口辺部の造形は高麗茶碗の御所丸を写し、立鶴と御所丸の融合といった雰囲気の作品です。鉄分が多く赤味掛かっていますが、...

やきもの曼荼羅[55]日本のやきもの37 萩焼(一)

萩焼とは  萩焼は、16世紀末の豊臣秀吉による文禄・慶長の役(1592~1597年)に出陣した大名たちによって連れて帰られた朝鮮人陶工によって始まります...

やきもの曼荼羅[54]日本のやきもの36 美濃焼(五)

志野の大窯と織部の連坊式登窯  志野は大窯で焼かれ、織部は連坊式登窯で焼かれました。15世紀末からはじまった大窯による焼成は、1605年(慶長10年)に...

やきもの曼荼羅[53]日本のやきもの35 美濃焼(四)

織部焼とは  織部焼とは、慶長年間(1596~1615)から寛永年間(1624~44)に美濃で焼かれた斬新奇抜な装飾を施したやきものの総称であり、単に「...