特集・連載

特集、連載、コラムなど

やきもの曼荼羅[51]日本のやきもの33 美濃焼(二)

志野の名称について  堺の大茶人・武野紹鷗(じょうおう)が所持していたという白天目茶碗(二碗)があります。一つは尾州・徳川家に伝来し、もう一つは加賀・前...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[48]10月:果物ざんまい

 あんなに暑かった夏が今は嘘のように、真っ青な空と爽やかな風と鳥のさえずりに、ふと、心が和みます。  この時期、九州北部では「長崎くんち」をはじ...

やきもの曼荼羅[50]日本のやきもの32 美濃焼(一)

美濃焼の歴史   美濃焼とは、岐阜県の南東部、東濃地方で焼かれたやきものを総称しての呼び方です。尾張(愛知県)の瀬戸焼に対して、美濃(東濃地方...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[47]9月:秋の気配を感じたら

 9月に入り朝夕はずいぶん涼しくなりましたが、いまだに日中30度超えは続いており、だらだらと夏が延長されているような気分です。私自身の衣替えルールとし...

やきもの曼荼羅[49]日本のやきもの31 薩摩焼(三)

元立院系の窯  元立院(げんりゅういん)系の窯は、1663年(寛文3年)小野元立によって現在の鹿児島県姶良(あいら)市西餅田に開窯されました。元立の子孫...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[46]8月:忘れられない花火大会の思い出

 残暑お見舞い申し上げます。  肥前地域では、先月の大雨の避難騒動に始まり、30度超えの連続猛暑は当たり前、お次は台風6号とてんやわんやしている...

やきもの曼荼羅[48]日本のやきもの30 薩摩焼(二)

黒もんと白もん  薩摩焼の黒釉陶を称して、俗に「黒もん」といいます。薩摩藩では、黒釉陶を基本として、これに藁灰の白濁釉を加えて茶道具を焼き、京都や大阪に...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[45]7月:涼を求めて

 今年も長い梅雨となりました。大雨と蒸し暑い日が続く中、各地で大きな災害が発生し、テレビのニュース映像を見るたびに心が痛みます。  九州福岡県東...

やきもの曼荼羅[47]日本のやきもの29 薩摩焼(一)

薩摩焼とは  薩摩焼とは、鹿児島県で桃山時代から焼かれているやきもののことです。その開窯は、文禄・慶長の役(1592~98)の後、藩主・島津義弘によって...

九州発!田中ゆかりのテーブル通信[44]6月:今年もバラ祭り

 今年も梅雨の晴れ間に、鉢植えのバラが見事に花を咲かせてくれました。  寒さに震えながら昨年の冬に枝を切り詰め、年が明けてから肥料をあげたせいか...