波佐見町に私設公園「HIROPPA」オープン マルヒロ

「HIROPPA」の完成イメージ

 波佐見焼産地メーカーのマルヒロ(波佐見町、馬場匡平社長)は10月1日、私設公園「HIROPPA」(長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷682)をグランドオープンする。
 馬場社長は「マルヒロが波佐見焼を通じて出会ったアーティストや職人たちと一緒に、今度は『公園』で表現したい。晴れた日にはレジャーシートを広げてピクニックをしたり、園内のショップで買い物をしたりできる場所。HIROPPAで、無数の思い出がこれから毎日生まれる場所に」と話す。
 敷地面積約3967平方メートルの園全体には芝生が敷かれ、アーティストがデザインする遊具、直営店(198平方メートル)、キオスク、カフェを併設。車椅子で一周できるバリアフリーの通路も敷設するほか、入園料フリー、飲食品の持ち込みも可と、大人と子どもの遊び場を目指している。オープン後も敷地面積を広げながら、アーティストの遊具や作品を増やしていくなど、長期で開発する計画となっている。
 直営店では同社全ラインナップのほか限定品が購入でき、キオスクでは弁当や駄菓子、クラフトビールを提供、カフェ「OPEN―END」ではコーヒーと軽食が楽しめる。また公園中央に立つと、高低を描く稜線や幾何学的なラインが見え、遠くからでも公園のランドスケープを認識できるような大きな線を風景の中に引くデザイン。東京のDDAA/DDAA LABが手掛けた。現在同社は、複合計画の一環として公園裏手に築86年を経た日本家屋をリノベーションするマルヒロの多目的施設「おうち」プロジェクトも進めている。
 コロナ禍を受け9月19~23日に波佐見町民限定でプレオープン、24~30日長崎県民限定でプレオープンする。

「HIROPPA」公式サイト