深山、初のオンライン見本市

 瑞浪市のメーカー、深山(松崎英之社長)は、6月21日から新作展「オンラインエキシビジョンほやら」を同社の企業サイト内で開催、一般にも公開している。
 「リアルに体感できるオンライン見本市」をテーマとし、同社が恵那市に所有する古民家「ほやら」の1、2階に製品を展示。特設サイトは、製品紹介のほか、動画コンテンツ「展示風景」、台所では実際に調理し、その料理を同社新製品に盛り付ける「盛り付け動画」、成型工程、釉薬銅版下絵付けなどの技法を紹介する「製造動画」からなっている。
 新商品は7ブランド。うち2シリーズは5月の東京の展示会で発表予定だったイラストレーター小池葉月氏とのコラボ。同社の白磁ロングセラー「すいれん」と「ククリ」の各シリーズに同氏のイラストを付加し、食卓のアレンジ幅を広げる提案とともに、「うつわを作り継けるために」というテーマも掲げる。カリフォルニアポピーをモチーフとした「finemos(ヒネモス)for suiren」(9アイテム、10種)とユーカリの中の青い鳥「morn(モーン)for cuculi」(8アイテム、10種)は今回が初公開。このほかオーバルプレート、サニタリー、植木鉢などの新作は会場1階に展示し、その場に居るような目線で、見られるよう作られている。
 同社商品戦略室室長の柴田正太郎専務は「コロナ禍で、海外を含むオンライン展示会に5回ほど参加した。しかし、手にしないと伝わりにくい食器を、オンラインで発信するだけでは魅力は伝わらないことを痛感。また緊急事態宣言などで見通しの効かない状況が続き、予定していた5月の展示会もすべて中止。これら経緯から、試行錯誤を続けながらではあるが、初めてのオンライン新作展に取り組んだ」と話す。
 希望顧客には約1カ月同会場でのリアル展示会に対応し、オンラインは継続を予定する。

深山公式サイト