仙台で「ちょい呑み」プランを展開 JTBと瀬戸屋が連携

     大手旅行会社のJTBは、仙台市の食器卸・瀬戸屋と連携し、仙台市内で日本酒を飲み歩くプラン「JTB仙台ちょい呑みパスポート」を4月1日から開始した。観光客に宮城県産日本酒の魅力を発信する企画で、同市中心部の飲食店や酒販店など8店舗が参画する。実施期間は9月30日まで。

     この企画は、JTBが展開する国内旅行キャンペーン「日本の旬」の一環として実施するもの。4月から9月にかけて展開する東北の特別企画では、「めぐる、つながる、東北 六彩の旅」をコンセプトに掲げ、自然や食文化、温泉など地域資源の魅力を発信する多様なプランを用意しており、今回のプランはその中の一つとして実施されている。

     同プランは、JTBで対象の国内旅行商品を申し込んだ人限定のオプション。参加者は指定の引換店で、宮城県の陶芸家が作ったぐい呑み1つと日本酒チケット3枚付きのパスポートを受け取り、それを参画店へ持参すると、チケット1枚につきぐい呑み1杯の日本酒を飲めるという仕組み。参画店には居酒屋や酒販店などが含まれており、観光客が宮城の地酒や多様な食文化に触れられる内容となっている。

     同企画は、瀬戸屋が2021年から毎年独自開催している「ぐい呑みパスポート」が基となっている。日本酒と酒器の魅力を一体的に訴求するノウハウや、ぐい呑みの調達や加盟店との連携では、瀬戸屋が全面的にサポートしている。旅行会社と食器卸の協働によるこの観光企画開発の取り組みは、陶磁器業界にとっての新たな販路開拓モデルとしても注目されそうだ。