JOURNAL STANDARD SQUARE―グループ会員200万人を背景に展開

「JOURNAL STANDARD SQUARE」がインショップ展開される「journal standard Furniture」渋谷店

 「JOURNAL STANDARD SQUARE」(以下、JSS)は、衣食、インテリア、フィットネスとライフスタイルに関わる幅広い事業を展開するベイクルーズグループのギフトショップ。2017年に同グループのアパレルブランド「JOURNAL STANDARD」が20周年、インテリアショップ「journal standard Furniture」(以下、JSF)が10周年を迎えた折に、ギフトの贈り方として風呂敷に着目し、贈り物と贈り方を提案する新業態として誕生した。現在は、JSFの渋谷店と日本橋店の2店でインショップ展開するほか、各地でポップアップショップも展開している。

オリジナル食器を多数取り扱う(写真は旧JSS渋谷店)

 JSS渋谷店は、明治通り沿いに面した立地のJSF渋谷店でインショップ展開しており、通りを歩く人々、外国人観光客などがふらりと立ち寄る。中心顧客層はホームパーティーや女子会などでプレゼントを贈る機会が多い20~40歳代の女性と国内外の観光客。取り扱い商品のうち約半分がキッチン関連品だ。食器類は各地で制作する「やちむん」に新しい息吹を吹き込む30歳代の作り手のものや長谷園のかまどさん、アマブロや東屋の豆皿、陶芸家・岡晋吾氏監修三河内・嘉泉窯が作る食器など。オリジナルはイイホシユミコポーセリン「アンジュール」、シュロ「炻器」、大谷焼「スエキ」と組み、ダブルネームを施した皿やスープカップなどもそろえる。 店内ではさらに「日本百貨店」(東京御徒町)と「雨晴」(東京白金)のコーナーも展開。「日本百貨店」は食品を展開する一方、「雨晴」はの同店の金子憲一プロデューサーが手掛けたオリジナル食器「あおとしろ」(作山窯)や工房壱の食器やグラス類もならべる。手軽な豆皿や公長齋小菅の弁当箱などの人気が高いという。

「雨晴」のラインアップを展示するコーナー(写真は旧JSS渋谷店の展開)

 JSSのディレクターでバイヤーでもある原田陽介氏は、「JSブランドでは初の和モノが主軸。生活雑貨を主商品として扱う業態は、より生活に近いリアルなライフスタイルの提供に繋がり、洋服、家具、飲食の各ブランドとを繋ぐ役割を担いたい。その第一歩として髙島屋S.C.新館のJSF内に2店舗目をインショップ展開した。まだ実店舗は少ないが、グループのネット会員は200万人。商品との出会いを創出できれば大きな事業に育つと思う。陶産地からの商品提案も大いに歓迎する」と話す。

JOURNAL STANDARD SQUARE(ベイクルーズグループ)
住所:東京都渋谷区神宮前6-19-13 journal standard Funiture 内
電話:03-6419-1350
WEB:http://journal-standard-square.jp/