有田焼の展示・体験・対話イベント「ジバニイキル」、東京・南青山で開催

 有田焼の魅力やものづくり、産地の実情を伝える展示・体験・対話イベント「ジバニイキル」(主催・伝トーク!!実行委員会)が9月19~21日、東京・南青山の「LIGHT BOX STUDIO AOYAMA」で開催される。同イベントには、伝トーク!!、NEXTRAD、アリタセラ青年部有志、肥前・有田箸置きプロジェクト(佐賀県陶磁器商業組合)らが参画し、18社以上となる見込み。

 2020年から続く有田焼産地を支える若い人々が、自らの思いを自らの言葉で伝え議論する場「伝トーク!!」(有田町内放送のテレビ番組)の特別版として企画されたもの。「地場産業存続のための有田焼の目指す方向を考える上でのキーワード『地場に生きる』について深く考える機会を設けたいと思った。『ジバ』には、地元の『地場』、原料産出の『磁(石)場』、その地に魅きつけられる『磁場』の3つ意味を込めた」と、同番組でファシリテーターの浜野貴晴氏(promoduction代表)。

 メイン企画「伝トーク!!」(9月20日)のパネリストは、井澤コーポレーション・井澤秀哉社長、カネコ小兵製陶所・伊藤祐輝専務、藤巻製陶・藤本浩輔専務、キハラ・木原太朗チーフマネージャーの4氏を予定。このほか、①若手の窯元チーム「NEXTRAD」の展示・体験、②陶石を用いたインスタレーション、③職人の写真展示と映像「UNTIL THIS LIGHTS UP」の上映、④アリタセラ青年部有志による展示・販売、⑤肥前箸置きプロジェクトの箸置きの展示・販売を予定している。

「伝トーク!!」2020年の開催の様子