都市型ショッピングモール「JIYUGAOKA de aone」開業

ピーコック跡地に建つ都市型モール、外観

 イオンモールは10月20日、東京・自由が丘に都市型ショッピングモール「JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)」(東京都目黒区自由が丘2-15-4)を開業した。

 東急東横線・大井町線自由が丘駅正面口から徒歩約2分。地下2階~地上4階建て、26の専門店が出店する。敷地面積は約3500平方メートル、延床面積約9500平方メートル、「自然と自然に落ち着ける場所」をコンセプトに、自由が丘の街と一体化した「街角」となることを目指した。1階に「まちの交差点」と位置づける、東京・多摩産材のヒノキを使用したウッドデッキを設置、そこから2階の「パサージュ」、3階の「テラス」、屋上の約1000平方メートルの「はらっぱ」と階段で結ぶ。地下2階は同地で52年間営業してきたスーパー「ピーコックストア」(1025平方メートル)が再出店、地下1階と1階は、ライフスタイルと食が融合したフロア、2階は独立した路面店の作り、3階はレストラン(11月初旬より順次開業)、4階は塾となっている。

 1階(全12店)には、21店舗目となる「AKOMEYA TOKYO」が出店。同店通常面積の約8割程度の広さ(146平方メートル)で、米、食品、雑貨のほか、食器類も飯土鍋、飯碗、急須、カップ、皿鉢と全約1500種を展開する。同社マーケティング課の蒔田祥之課長は「地元に密着した商圏での出店は初。ピーコックストアのお客様に、今日はいつもと違う米、出汁をといった、晴れの日のプラスオンとなるような提案をしたい」と話す。

 2階(全7店)には昭和22年創業の中村漆器産業(長野県塩尻市)が展開する「食」をテーマにしたライフスタイルショップ「Three little song birds」の6店舗目(132平方メートル)が登場した。漆器屋が母体、素材も国産と輸入物、木曽で漆を施したものから輸入品と、漆器の認知度アップのためデイリーユースで、幅広い価格帯商品を提案する。このほか陶磁器、ガラス、金属の国産品食器から、一部イタリア、フランス産のものまでとセレクト。食品は信州のワインや調味料と、全約3000種を扱う。

 同地は黒柳徹子著「窓際のトットちゃん」で有名になったトモエ学園跡地。また同学園の前身が自由が丘学園であることが地名発祥の由来となった。学園廃止後、ピーコックストア自由が丘店が半世紀にわたり営業してきた。2000年代に入り同ストアがイオン傘下となり、建物建て替えに伴い21年に閉店した。