「アナザー・ホッカイドウトウホク」を開催 アナザー・ジャパン

「アナザー・ホッカイドウトウホク」は12月3日まで開催

 東京駅前の学生経営による47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」で、「アナザー・ホッカイドウトウホク」が10月4日から12月3日まで開催されている。

 2期生第2回企画展のコンセプトは「北国のわざが結晶するホッカイドウトウホク」。北海道・東北に宿る「わざ」を特集、昨年の1期生に比べ商品数は2割減の約400点の商品をセレクト販売する。昨年スリップウエアをセレクトした宮城・三輪田窯の今年は、深く青い石巻ブルーの食器が中心。さらに開窯20周年で挑戦する「いしのまきのカケラ」プロジェクトから、1ピースは菱形で舟を思わせ、6ピース合わせると大きな結晶となる箸置き兼インテリアとしてカタチを楽しむことができるもの。セレクターの一人、岩手県北上の出身で慶應義塾大学の高橋悠さんがほれ込んだ一品だ。

 このほか秋田・白岩焼和兵衛窯は、海鼠釉の箸置きサイズの豆皿、福島・会津本郷焼の陶片に金継ぎを加工した「テソロアクセサリー」、2期生の戦略の1つ、「郷土愛×偏愛企画」の第1弾では及源の南部鉄器を集積した。また青森・津軽びいどろは初日に完売したグラスアイテムもあったという。11月2日には北海道北見市の環境大善㈱社長によるトークイベント、「ローカルヒーローに聞く!地域からおもしろいブランドを作るには?」を、10日には北海道・上川大雪酒造の日本酒試飲会も計画している。

 アナザー・ジャパンプロジェクトは、三菱地所と中川政七商店(奈良市)の共同プロジェクトで、「将来自分の働く場所として、地元を選択肢の1つにする」を掲げ、地方活性化に取り組み、2カ月ごとに特集する地域を切り替える。同ショップは「2023年度グッドデザイン賞」を受賞したほか、審査委員セレクション「私の選んだ一品」にも選出された。

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