104組の作り手作品が一堂に 良品計画

 良品計画は9月29日~10月29日、ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2(無印良品 銀座6階)で「Life in Art JAPAN CRAFT『百工のデザイン』展」を開催する。

 「Life in Art」 は、同社が日常芸術をテーマにアート(=文化)を広げるプロジェクトで、2021年からスタート。21年にはテーマを「アート」、22年には「デザイン」、今年は「クラフト」を掲げ、日本各地に広がる工芸にスポットを当てる。陶芸、ガラス、木工など全104組の作り手の作品が一堂に会する。

 なかでも陶芸は半数以上を占め、瀬戸、常滑、信楽、丹波、備前、美濃、京、有田などの陶産地の作り手、窯業関連学校で学んだ人、独学で道を切り開いた作家と多種多様。さらに年齢も30代~70代と幅広く、笠間焼の伝統工芸士の額賀章夫氏、人気の高い益子・郡司製陶所、高野山の麓で薪窯焼成する森岡成好、森岡由利子夫妻など、参加作家名を見るだけで楽しみな企画展だ。

 「『百工のデザイン』は、古から脈々と続くものづくりにおいて、伝統というスケールさえ超越した生きるためのものづくりの要因とは何かを定義した言葉です。作家たちの数千点に及ぶ作品に蓄積する、濃密な叡智やエネルギー。ぜひご注目ください」としている。

 会期前半の10月9日までは展示のみ、10日からは購入も可能となる。詳細は同ギャラリーのウェブサイトから。