ディアンドデパートメント(東京都、以下ディ)は6月5日、福島県郡山市のヘルベチカデザイン㈱をパートナーとし、福島店「D&DEPARTMENT FUKUSHIMA by KORIYAMA CITY」をオープンした。
同店は今年3月にリニューアルオープンした「こおりやま観光案内所」内に併設するスタイル。JR東日本の新幹線と在来各線が乗り入れる郡山駅構内2階という立地。福島らしさの発信と、生産者と生活者、地域住民と観光客との新たな交流を生む起点となるような取り組みを行う、ディの東北初拠点となる。
ギャラリーも併設する店内には、約700点のアイテムをセレクト。「福島のロングライフデザイン」では、会津本郷焼の宗像窯、樹ノ音工房、大堀相馬焼は松永窯、漆器関連では、漆とロック、関美工堂。このほか赤べこや、中ノ沢こけしなどの民芸品や食品などをラインアップする。さらに「東北のロングライフデザイン」として山形・平清水焼の青龍窯、岩手・及源鋳造、宮城・東北工芸製作所、秋田・藤木伝四郎商店など、東北のロングライフデザインアイテムも発掘し紹介する。
ヘルベチカデザインの佐藤哲也代表は「同店は地域と人を繋ぐ『旅』をテーマにする。駅を起点に、福島県内や東北各地に長く息づく歴史や文化を体験できるマイクロツーリズムやオープンファクトリー、農業体験など、さまざまな角度から東北のロングライフデザインを伝えていきたい」と述べる。
ロングライフデザインをテーマとするストア形式の活動体「ディプロジェクト」は、ナガオカケンメイ氏(現在ディ社、会長)が、2000年東京奥沢に1号店を開設、現在国内に11店を展開し、海外では韓国2店、中国1店をパートナーとともに運営している。
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