信楽焼のセレクトが充実 アナザー・ジャパンの「アナザー・キンキ」

アナザー・ジャパンの第5回企画展は近畿地方を特集

 東京駅前の学生経営による47都道府県地域産品セレクトショップ「アナザー・ジャパン」で、第5回企画展「アナザー・キンキ」が4月7日~6月4日まで開催されている。

 滋賀、三重、大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山の2府5県から構成される近畿エリア。同展では近畿地方の歴史や文化的背景を「喋(しゃべる)」という言葉で象徴し、「『ええやん!』喋って知るキンキ」をコンセプトにする約470点が店内を彩る。また作り手をより身近に、「こんなお店があるんだよ!」と家族や友人にしゃべりたくなるような店づくりを目指している。業界からは「Hiroki_Pottery」(信楽、中尾浩揮)、「信楽陶園たぬき村」、「幸生(こうせい)窯」(信楽)、「かもしか道具店」(菰野萬古)、「赤膚焼窯元大塩昭山」(奈良)、「ムトーヨータドー」(京都)、「王子山焼陶器所」(大阪・トランクデザイン)などの、皿鉢、マグカップなどの食器や酒器のほか、すり鉢、置き物をセレクトする。

 近畿メンバーの1人で草津出身の佐向凛々花さん(東京工業大学修士課程)は「子ども時代から馴染みのあるタヌキと幸生窯の作る動物は、信楽焼の歴史とその技を用いた現代との対比を知ってほしくて選んだ。中尾さんの作品は、草津のイベントで見て一目ぼれした」と、信楽焼のセレクトについて話した。

 前回展「アナザー・カントウ」で実施した「作り手さんとの合同店内ツアー」を今展でも企画。3日間各日2回で、計17社の作り手を招き、陶芸家の中尾浩揮氏が参加した。

 アナザー・ジャパンプロジェクトは、三菱地所と中川政七商店(奈良市)の共同プロジェクトで、「将来自分の働く場所として、地元を選択肢の1つにする」を掲げ、地方活性化に取り組む。企画展は第1期生18人の学生が、2カ月ごとに特集する地域を切り替える。6月7日~8月6日「アナザー・チュウゴク シコク」が1期生最後の企画展となる。

アナザー・ジャパン