六本木ヒルズの「g GIFT AND LIFESTYLE」、日伊デザイナーコラボブランドのポップアップを開催

フラワーアーティストの小野寺衆氏が花器やオブジェを生けたアレレンジが会場を飾る

 東京・六本木ヒルズ内のギフトショップ「g GIFT AND LIFESTYLE」(以下、gGAL)でイベント「Hands on Design POP UP」が9月20日~10月17日、開催されている。
 2015年にイタリア・ミラノで誕生したブランド「ハンズ・オン・デザイン」(代表兼デザイナー・椎名香織氏)は、日本とイタリアの伝統工芸職人と、世界各国のデザイナーとのコラボレーションによるコンテンポラリーデザイン商品を開発・販売している。業界からは有田・李荘窯と肥前吉田・224porcelainが参画し、ミラノで実店舗も展開する。

李荘窯の花器、プレート、テーブルウエアなどがならぶ

 gGALでは「本物」と「新しい」価値観を伝えるプロダクトとして「ハンズオン」商品を展示販売。日本からは李荘窯の折り紙のような「PLIAGE」の花器や今年ミラノサローネで発表した新作ピッチャー「In versi」ほか、漆器、木工、指物メーカーなど、イタリア伝統産業界からはジュエリー、ヴェネチアン・ガラス、耐熱性ガラス製品など、全11社の約100アイテムを紹介する。同店松本裕也氏は「世界のデザイナー×日本のものづくりの相乗効果で、それぞれの商品にアート要素が付加されているのが魅力」と話す。

上段左がミラノ・サローネで発表した「In versi」、上段右が花器「PLIAGE」、下段右が調味料入れ「BOMBETTE」で、いずれも李荘窯の商品。下段左がイタリア工芸職人によるベネチアンガラスの皿「BOUQUET」

 gGALは、「TENOHA DAIKANYAMA」の運営と「ボンドルフィボンカフェ」を展開するボネリート(東京都)が運営。「編集」をコンセプトに、日本とヨーロッパからセレクトした品々を扱い、今年4月に開店した。
 会期中はフラワーアーティストの小野寺衆氏による、「ハンズオン」の世界観をイメージしたフラワーアレンジメントも会場を飾るほか、9月28日には椎名氏とイタリア人デザイナーのデニス・グイドーネ氏が来店する。詳細はウェブ(http://g-roppongi.jp)を参照。