日本橋高島屋S.C.本館8階ホールにて、4月26日~5月15日まで「京都 細見美術館の名品-琳派、若冲、ときめきの日本美術-」が開催される。同館の開館25周年を記念する企画展で、昭和の実業家・細見良氏(初代古香庵)に始まる細見家三代が約80年をかけて収集したコレクションから、選りすぐりの名品約100件を展示する。
本展は、仏具や荘厳具などを紹介する「1.祈りのかたち」、志野茶碗 銘「弁慶」 桃山時代をはじめ、貴重な茶道具などを展示する「2.数寄の心」、日本美術の特長である「かざりの美」に注目し、蒔絵作品や七宝コレクション、風俗画などを集めた「3.華やぎのとき」、本阿弥光悦や俵屋宗達をなど二代目古香庵によるコレクションから代表的な作品を紹介する「4.琳派への憧れ」、近年、若い世代にも人気が高い伊藤若冲の多彩な作品が並ぶ「5.若冲のちから」の5章構成。日本の美術工芸のほとんどすべての分野・時代を網羅する収蔵品の中でも、同館を代表する珠玉のコレクションが楽しめる。
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