有田焼の伝統と革新に迫る テーブルウェア・フェスティバル

 「テーブルウェア・フェスティバル2023~暮らしを彩る器展~」(主催・同実行委員会)が1月27日~2月5日、東京ドームで開催される。東京ドームでの開催は2020年以来3年ぶりで、今回で30周年を迎える。国内外から多数の販売ブースが出展する展示販売コーナーをはじめ、特集企画、ステージイベント、テーブルウェアコンテストの審査結果発表・展示など、多彩な企画が展開される。

 特集企画は4本で「Galerie de Paris~パリを巡る~」では、クリストフルやベルナルドといった人気ブランドをはじめ、本展プロデューサーがパリに出向き直接選定した、ドゥグレーヌやマリーダージュなど、国内では直接触れる機会が少ないブランドのパリを彩る美しいテーブルウェアを展示する。「美の有田焼~伝統と革新~」では日本で初めて磁器が焼かれ有田から、日本の色絵の魅力を世界に広めた柿右衛門様式や白磁、染付、青磁など、400年の歴史とともに美しく進化する有田焼の魅力を紹介する。出展予定の窯元、企業は井上萬二窯、今右衛門、柿右衛門窯、金善製陶所、キハラ、源右衛門窯、篠原渓山、辻精磁社、陶悦窯、2016、深川製磁、福珠陶苑、福泉窯、百田陶園、やま平窯元、李荘窯業所など。「Celebration Champagne~グラスの輝き~」では乾杯のシーンを演出するグラスを中心に、クリスタル食器とともに和洋選りすぐりのグラスウェアをコーディネートとともに提案。「紅茶薫るTea Garden」ではガーデンをイメージしたコーナーで、5つのブランドのカップ&ソーサーを展示。来訪者は展示を眺めながら紅茶の試飲ができるという。

 今回のテーブルウェアコンテストは、「オリジナルデザイン部門」と「コーディネート部門」、「特別審査部門」として『スイーツを愉しむ』をテーマにした“器”と“食卓”のコンテストを実施。会場には応募の中から入選以上の作品が展示される。また、俳優の石坂浩二さん、黒柳徹子さんら6名の著名人が日々の暮らしを彩る「おもてなしの食空間」で個性豊かなテーブルセッティングを紹介する。「日本の器を訪ねて」のコーナーでは国内各産地が多彩なブースを展開。会津、美濃焼・岐阜県土岐市、美濃焼・多治見、瀬戸焼、とこなめ焼、有田焼、波佐見焼、三川内焼が展示販売される。

 今回も会場の開催に加えてオンラインイベントを同時開催。公開は1月27日9時から2月28日19時までの予定。

テーブルウェア・フェスティバル
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