台湾版「グッドデザイン賞」ともいえる「TAIWAN EXCELLENCE」を受賞した製品を紹介する「台湾エクセレンス ポップアップストア」が8月18日~10月17日、東京・室町テラス内の誠品生活日本橋で開設されている。
同ポップアップストアは、受賞した製品の中から代表的な21社104製品を店内で展示販売するもの。これまで展示会形式で日本でも実施されてきたが、今回は初の販売も行う。18日には、台北駐日経済文化代表処の李世丙(り・せいへい)副代表、台湾貿易センター・東京事務所の鄧之誠(とう・しせい)所長らを迎えて記者発表会が開かれた。
「毎日が楽しくなる台湾製品との暮らし」をテーマに、店内「エキスポ」「誠品生活市集」「フォーラム」の3カ所で実施。メイン会場の「エキスポ」では、「セラミックマグボトル」「TGコーヒーシリーズ」などがならぶ。セラミックマグボトル(容量350ミリリットル)は、乾唐軒美術工藝(ACERA)の製品。特許技術の高温焼成セラミックで蓋は木製、台北の超高層ビル101をモチーフとした「ONE O ONE」、蜂がモチーフで印金技術を用いた「大豊収」のほか、遠赤外線機能をうたう、湯を入れて使う手動のマッサージ具「サーマルウェーブマッサージャー」も同社の製品。「TG」は、台湾を代表するガラスメーカーであり、耐熱ガラス技術では世界トップクラスの台湾玻璃工業が、2018年に深澤直人氏と手を組んだブランド。コーヒーシリーズのほか、カラフェとグラスがセットになった「耐熱水ピッチャー」など豊富なラインアップも魅力。このほか自転車、パソコン、文房具、カメラ、シャンプーなど幅広い台湾ブランドが紹介されるほか、受賞企業による製品の体験会も実施する。詳細は誠品生活日本橋ウェブサイトから。
「台湾エクセレンス」は1993年に台湾で設立。研究開発、設計、品質、マーケティング、製造におけるその卓越性に基づいて選出される。台湾貿易センターが世界市場に向けて推薦する製品の証であり、台湾産業界の革新的なイメージを形づくる賞。