とっておきの器と飲み物のペアリング NOMU UTSUWA-TO

 いつもと同じコーヒーやお茶も、丁寧に淹れてお気に入りの器で飲めばいっそうおいしく感じられるものだ。そんな日常にささやかな喜びを届けたいというコンセプトのもと、日本の手しごとの伝統と未来を繋ぐプロジェクト「NOMU UTSUWA-TO」が始動した。プロデュースするのは地域に隠れた価値の再発見・再編集を行う株式会社空間編集舎(本社:東京都渋谷区宇田川町)。全国各地の様々な産業や文化に触れ、携わる人々と交流する中で、多くの伝統工芸の魅力が伝わっていないと感じたことから誕生したプロジェクトだという。
 第1弾は「こだわり窯元とこだわりを繋げる」をテーマに、「美濃焼の飲む器 To 飲みモノ」と題して、18種類の美濃焼の器に対して16種類の飲み物をペアリング。一例として、作山窯のマルチボウルに静岡県の島田市緑茶化計画のプレミアムグリーンティー、鶴琳窯のマグカップに東京のGLITCH COFFEE&ROASTERSのスペシャルティコーヒーといった具合だ。
 「伝統工芸品の魅力を言葉で伝えるのは難しい。実際に手に取って、おいしい飲み物と一緒に手しごとの良さを楽しんでもらえたら」と同社代表取締役の佐藤氏。今後はさらに「人気作家とつくるシリーズ」「異業種とつくるシリーズ」「飲みモノに合う究極の器シリーズ」「飲む器会議」などのテーマのもと、器や飲み物を介して地域と地域、人と人とをつなぎながら、手仕事の工芸品を届けたいという。詳細や販売は公式サイトにて。

「NOMU UTSUWA-TO」公式サイト