洋食器メーカーのニッコー(白山市、三谷明子社長)は6月16日、ネット上で同社の工場見学ができる「バーチャル工場」を公式オンラインショップで公開した。
コロナ禍により工場見学が難しい状況が続く中、誰でも工場見学が出来るようにと制作したネットコンテンツ。工場内を360度画像で見学することができる。画像は静止画ながらスキャンで3D化され、一部の制作工程は動画で説明も加えられているため、臨場感あふれるリアルな工場見学の雰囲気が味わえる。同社工場は原料加工から最終工程に至るまでをカバーする日本では唯一の存在。その現場をネットで見学できるのは非常に画期的だ。
さらに、本企画の第一弾コンテンツとして、同社と陶芸家・古賀崇洋氏、アートや工芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」のコラボレーションによって「頬鎧盃(ほおよろいはい)童 虎形 金」を開発。これは古賀氏の代表作である装着する器「頰鎧盃」をモデルにした盃で、バーチャル工場ではその複雑な造形が作り上げられる制作過程も見ることができる。
ニッコー公式オンラインショップ