次世代型販売システムの出品者と出店者を募集中 店舗設計のタッグ

 展示された商品サンプルを見てネットで購入するというシステム「MISE-demo」がこのほど誕生した。開発・運営は店舗設計などを手掛ける東京の企業、タッグ。このシステムに商品を出品したい業者と、同システムを使った店舗を展開したい出店者を募集している。
 「MISE-demo」は自動販売機のような大きさの什器で、上部にタッチパネル、下部には商品サンプルをならべられるスペースが設けられている。買い物客はサンプルを手にとって確かめた後、気に入った商品をタッチパネルで選び、そこに表示されたQRコードで商品の詳細情報や購入方法を自分のスマートフォンに入手できる。そこから商品を注文すると指定先に届くという仕組み。その一連の操作には店員は介在しない、いわば自動販売機をネットで進化させた次世代型販売システムだ。
 タッグはこの販売システムを活用して、和食にまつわる食材や食器などを販売するサービス「オタ・メシ」をこのほど開始。ブランド米をはじめ、レトルト食品、缶詰、調味料などの食品のほか、食器類や調理器具なども扱う。「MISE―demo」の設置先は、ショッピングモールや駅、サービスエリアといった場所を想定。販売期間は、1週間程度の短期間から長期間まで対応する。出品・出店の費用の課金は複数の方法があり、販売商品の売上歩率、出店掲載料、システム全体を店舗として利用する月額使用料といった形態が用意されている。詳細は「MISE-demo」公式サイトを参照。

「MISE-demo」公式サイト