有田焼老舗商社の賞美堂本店(蒲地桃子社長)は7月6日、アマビエシリーズ第3弾の新作と紀州梅干を組み合わせたセットの予約販売を開始した。
アマビエシリーズ第3弾は、伝統的な紅白梅の文様に「アマビエ」を合わせてあしらったシリーズで、ボンボニエール、湯呑み、小皿をそろえる。組み合わせた梅干しは、和歌山県みなべ町のマルヤマ食品の紀州南高梅を個包装にしたもので、アマビエの焼き印が入っている。セットは2種類で、ボンボニエールと梅干し2個、湯呑みと小皿と梅干し2個トを用意。いずれのセットも4000円(税別)で、同社のオンラインショップで販売し、なくなり次第終了となる。
同社のアマビエシリーズ第1弾のマグカップは4月下旬に発売して1時間で完売。第2弾のボンボニエールは5月と6月に予約販売を実施して700個を販売した。
「アマビエ」とは、江戸時代肥後(現・熊本県)の海に現れ、「疫病が流行した際は、私の姿を描き、人々に見せよ」と告げて消えたという日本の妖怪。現代の疫病・新型コロナウイルスの収束を願うアイコンとして注目され、アマビエのイラスト作品などをSNSに投稿する「#アマビエチャレンジ」も広がっている。