「名古屋テーブルトップショー」など中止に

 新型コロナウイルスの猛威が止まらず、陶磁器業界での影響も広がっている。ゴールデンウイークに開催予定だった陶器祭りが中止・延期となったほか、陶磁器業界最大級の見本市「名古屋テーブルトップショー」(NTS)をはじめとする見本市やフェアなども中止となった。
 この夏に予定されていた「インテリア ライフスタイル」(6月3~5日、東京ビッグサイト)と「名古屋テーブルトップショー」(6月10~11日、吹上ホールとウインクあいち)が、それぞれ中止となった。また、「全国やきものフェアinみやぎ」(7月16~20日、夢メッセみやぎ)が中止を、「国際陶磁器フェスティバル美濃 ’20」(9月18日~10月18日、多治見、土岐、瑞浪、可児の各市内)が来年の同時期への延期を決めた。いずれの中止・延期も、出店・出展企業と来場者の新型コロナウイルス感染被害のリスクを排除できないことと、緊急事態宣言により不要不急の外出自粛が求められているためで、各イベントの主催者からは「苦渋の選択」などといった言葉が漏れる。
 5月からは総会シーズンとなり、総会の開き方も課題となっている。一部の総会では、書類議決の対応が検討されている。