共同イベントを開催 h concept × LIFESTYLE SALON

 自社デザインプロダクトを製造販売するアッシュコンセプト(東京都、名児耶秀美社長)は6月30日~7月2日、メッセフランクフルト ジャパンとの共同イベント「h concept × LIFESTYLE SALON」を東京・浅草橋ヒューリックホールで開催した。
 同展はアッシュコンセプトの新作展。全15ブランド約50点の新作を、ゆったりとした空間で披露した。関東でも有数の町工場を有する神奈川県綾瀬市「あやせものづくり研究会」は、多様な種類の素材加工を得意とする。鎌田理化学器械製作所は、不純物をほぼ含まず、国や企業の研究機関のガラス装置などに使用される石英ガラス(水晶原料)のグラス「Sekiei Kampai Glass」を発表した。透明度とおりんのような音色が特徴な同社初のテーブルウエア。また厚板の金属加工メーカーのフライパン「Tetsu Pan」、カーボン加工メーカーの「Sumi」シリーズの調理鍋やプレートなどもならんだ。
 山中漆器の技と、最先端技術を融合した近代漆器のテーブルウエア「tak(タック)」を展開する㈱竹中(加賀市)は、重なる大小2つの円を横にならべたようなモーニング用の新作プレートのほか、キッズプレートのクマの耳部分に収まるボウルなどもラインアップに加えた。竹中俊介社長は「タックはホテル朝食用などの引き合いが増えている」と話した。
 また陶磁器産地と取り組む商品を含む、開発中の品々も別室で展示したほか、「LIFESTYLE SALON」ではGKデザイン機構社長らと名児耶社長とのトークイベントを催した。
 2020、21年と2年続けて「インテリア ライフスタイル」が中止となり、今年1月同社は駒形の本社での新作展を企画。今回はデザインコンサルを行うより多くのブランドの発表機会を設けるため新会場で臨んだ。

アッシュコンセプト