今年も最後の月となりました。コロナの心配に明け暮れた一年だったせいか、「もう12月?」というのが本音でしたが、ここ九州も今は冬型の気候に変わり、やっと師走に近づいてきた感があります。先ごろのニュースで「Go To トラベル」全国一斉、一時停止とのこと。感染拡大を少しでも食い止めるために一人一人が勇気と思いやり、知恵と工夫で乗り越えなければなりませんね。
ところで、もうすぐクリスマス。何か計画されていますか?クリスマスはご存知の通り、世界のキリスト教国ではイエス・キリストの降誕をお祝いする日となっています。日本でも国民的行事となり、お部屋にツリーを飾ったり、プレゼントを交換したり、美味しいケーキをいただいたりと楽しいイベントになっていますが、今月はお家で素敵なクリスマスを過ごしていただきたく、雰囲気づくりのポイントをご紹介いたいと思います。
1つ目は、クリスマスカラーの緑・赤・白を意識してみるということです。宗教上の理由では、緑はモミの木に代表されるように一年中青々としていて、永遠の命という意味があり、赤は十字架にかけられて流されたキリストの血、白はキリストの純潔、清らかな心を指します。
2つ目は、クリスマスのデコレーションです。赤い実のついたヒイラギや松ぼっくり、木の実、リンゴやオレンジなど実ものを多く使います。これは、一年の収穫に感謝(例えば恋が実るなどと表現します)、願いがかなったことへの感謝を表します。
3つ目は、クリスマスにちなんだ飲み物、お料理やお菓子作りに挑戦してみるというものです。キリストがベツレヘムの馬小屋で生まれた時、東方から3人の博士が没薬と乳香を持ってお祝いに駆け付けたという言い伝えから、飲み物、お料理やお菓子にはスパイスやかんきつ類などの香りをふんだんに使用します。赤ワインのパンチやクリスマスティー、ローストターキーやチキン、ジンジャークッキーやドイツのシュトレーン、イギリスのクリスマスプディングなどに代表されるフルーツケーキなどです。
私も自分なりに楽しんでいます。テーブルクロスは渋い赤と黄のダマスク織りでとても丈夫です。25年ほど愛用していますが、このとおり白い器を引き立ててくれます。ポジションプレートはカメオのような繊細なレリーフが美しいロイヤル コペンハーゲン、大変盛り映えして重宝しています。トップは有田の柿右衛門窯のものです。真っ白の濁手(にごしで)と呼ばれる素地に赤と緑の絵が程よく描かれ、料理を引き立ててくれます。左手の赤漆の椿皿はパン皿に見立て、西洋と東洋のミックスです。グラスは右側に並べ、料理に合わせシャンパン、白ワイン、最後の赤ワインは同じく柿右衛門窯の水注をデキャンターに見立ててサービスします。テーブル中央には実りに感謝でキンカンをヒイラギと共に飾り、トナカイとツリーのフギュアを忍ばせキャンドルを灯したら出来上がり。食卓花に負けないくらいの迫力です。今日のメインはじっくり煮込んだすね肉のビーフシチュー、心から温まって楽しいひと時を過ごしてほしいと願います。
メニュー | 海老とアボカドのワサビマヨネーズソース 黒ごまを添えて |
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器 | 色絵つつじ六寸皿 柿右衛門窯(有田焼) 色絵花紋水注 柿右衛門窯(有田焼) ホワイトレリーフ大皿 ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク) 赤塗椿皿 時代物 |
グラス | シャンパングラス HOYAクリスタル(東京) 白ワイングラス HOYAクリスタル(東京) 赤ワイングラス HOYAクリスタル(東京) |
カトラリー | パールス クリストフル(フランス) |
テーブルクロス | テーブルクロスとナプキン ジョージジャンセン(デンマーク) |
キャンドルスタンド | インテリアショップで購入 |
フィギュア | トナカイ、ツリー(ドイツ) |