多治見の商社・井澤コーポレーション(井澤秀哉社長)は11月25~26日、東京の直営ギャラリーショップ「at Kiln TOKYO」でオリジナルブランド「MINOSO」の発表会ならびに同商品の受注会を実施した。
「MINOSO」(磁器製)はシェフ専用のテーブルウエアで、シェフをターゲットとした商品開発は初、ネーミングは美濃と素を表す。「Earth(鳥の子・舛花)」「Water(千歳・瑠璃)」「Air(白練・月白)」「Fire(焦香・銀朱)」の4シリーズ×2色、同型の各5アイテムで展開。最も大きいハイプレート(径26㌢)は8000円、切立ちプレートとスーププレートが7500円、フラットプレート、ハットプレートが7000円と、選定時に価格に引きずられないようにと、原価に関係なくアイテムで価格を統一した。
多治見の複合施設「THE GROUND MINO」のマネージャー兼「at Kiln MINO」店長の東村知哉氏は「ファインダイニングの潮流は、食素材に味を入れることではなく、素材そのものを生かして味わうという方向性。食器もボディーデザインを追求するより、Earth、Airというシリーズコンセプトに沿ったシンプルなフォルムに各々のカラーで個性を表現した」と言う。会期を終え受注会の手応えを「初挑戦であったが、食の街、恵比寿では予想以上に多くの料理人との出会いが生まれた。最低のアイテムでプロのシェフにご意見を頂けたので、今後種類を追加していく予定」と話した。
同店は昨年6月、南青山から恵比寿に移転オープンした。
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