「リサ・ラーソン展 創作と出会いをめぐる旅」が2月23日~3月4日、東京の松屋銀座8階イベントスクエアで開催される。
松屋銀座ではこれまでに2回、リサ・ラーソンの展覧会を開催。前回の2017年には、松屋銀座を皮切りに全国7会場を巡回し、延べ15万人を超える人が足を運んでいる。
スウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソン。リサは23歳の若さで、当時スウェーデン最大の陶芸製作会社であったグスタフスベリ社のデザイナーとして迎えられ、26年の在籍中に約320種類の作品を制作。人気作家となった。退社後はフリーのデザイナーとして、海外でも活躍。2019年に88歳となった現在も、自分のペースで楽しみながら、ユニークピース(一点ものの作品)を制作しているという。北欧の豊かな自然の中で創作された、素朴で温かみのある作品は、日本をはじめ世界中の多くのファンを魅了し続けている。
同展ではリサが創作において影響を受けた諸文化や作家たちとの出会いと、そこで培われた想像力豊かな作品を紹介。幼少期に作った木製の人形から、ヨーテボリでの学生時代の作品、グスタフスベリの工房時代と年代を追いながら、近年に至る約200点の作品を展観する。さらにリサが創作において影響を受けた作家たちの作品約20点も展示。それらの作品には、作家について語るリサの言葉が併せて紹介される。素晴らしい作家との出会いや、旅行・留学先での文化など、新しいものとの出会いをたどることで、その魅力の源泉に迫る展覧会だ。
同展は約2年をかけ全国を巡回。松屋会場では、スウェーデンから先行販売の陶器が届くほか、「ぞうのティーポット(日本製)」などの新商品も販売される。