有田焼ボールペンを発売 佐賀ダンボール商会

 佐賀県有田町の佐賀ダンボール商会(石川慶蔵社長)はこのほど、窯元の李荘窯とセーラー万年筆との共同開発により「有田焼ボールペン」の新商品を完成し、3月より発売した。

 新作ボールペンは、いっしょに荒波を乗り越えていくという意味を含む「染付波千鳥」と、幸福や富貴の象徴である牡丹の花をあしらった「赤絵牡丹」の2種類。ともに、有田焼400年の歴史の中で人気の高い絵柄である。白い磁肌に浮き上がる呉須の染付と上絵具を用いた華やかな赤絵が特長で、これら伝統的な有田焼の技法と李荘窯の技術を生かし、美しい絵付けを堪能できるようボディを流線形状とし、蓋栓には李荘窯の仕事の証である「李」の字を入れた。回転式ボールペンメカの採用で芯の送り出しが心地よく、レフィルは1.0ミリ芯を搭載している。

 これまでにも同社は有田焼の万年筆はじめ、ボールペン、万華鏡、ミュゼグラスなどを企画、専門メーカーと共同開発を行い、商品化してきた。今回の「有田焼ボールペン」は同社が企画し、有田焼の陶祖・李参平の住居跡に開業した「李荘窯業所」と筆記具の老舗「セーラー万年筆」が4年をかけて完成させた。全国のセーラー万年筆製品取扱店にて好評販売中。

Arita Onlyone Products by Sagadan(佐賀ダンボール商会)