美濃の土の可能性を発信するブランド「MINO SOIL」の初のプレゼンテーションが6月8~13日、東京表参道の「441」で開催される。インド・ムンバイを拠点に活動する建築設計事務所、スタジオ・ムンバイとのコラボレーションによるインスタレーションを披露する。
同ブランドは今年3月、多治見の総合タイルメーカー、エクシィズの笠井政志社長と、多治見の商社、井澤コーポレーションの井澤秀哉社長が設立。スイス出身で、墨田区(スミダコンテンポラリー)、佐賀県(2016/ )、カリモク家具などのクリエーティブディレクション、デザインディレンションなどを手掛けるダヴィッド・グレットリ氏をクリエーティブディレクターに迎えた。同氏は「陶磁器製造が1300年続く美濃には蓄積された多くの知識や技術があるが、あまり広く知られていない。大量に安価で安定した質の製品の需要が高まる中で、ものづくりを支える土の存在は影を潜めた。MINO SOILは美濃を拠点にものづくりを行なっていくブランドだが、原点であり大切な資源である『土』に対する認識を高めることからスタートしたいと考える」と語っている。
この6月展を皮切りに全3回の展覧会などを通して活動の成果発表を実施する予定。詳細は同ブランドウェブサイトを参照。
MINO SOIL