毎年2月に東京ドームで催される国内最大級の器の祭典「テーブルウェア・フェスティバル」。29回目となる今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により東京ドームからネット上に会場を移し、「テーブルウェア・フェスティバル2021 Online」として2月5日に開幕した。チケット(税込800円)を購入してログインする形式の展開で、14日まで開催されている。
同フェス初のオンライン開催は、従来の東京ドームでの開催とは趣が大きく異るものの、企画構成は東京ドームでの開催と共通化されており、同フェスファンにとっては、馴染み深い構成となっているのがポイントだ。恒例の特別企画、和食器に焦点を当てた「日本の器を訪ねて」、洋食器を紹介する「洋の器への誘い」といった企画を展開。また、陶芸作品やテーブルセッティングのコンペ「テーブルウェア大賞」は、今回はフォトコンテストとして開催している。さらに、東京ドームでのステージイベントは「オンライン特設ステージ」と称した動画や写真などを配信するほか、専門家の講義を受けられる有料セミナーも実施している。
オンライン版では、東京ドームで味わえる「ライブ感」がなかったり、出店者とのおしゃべりは体験できなかったり、といったデメリットがあるものの、店や情報を探しやすかったり、より掘り下げた情報を何度も見られたりと、メリットも多い。例年の通常開催とはまた違う面白さや楽しさを味わってはいかが。
テーブルウェア・フェスティバル2021 Online