九州発!田中ゆかりのテーブル通信[51]1月:今年はシンプルに

ラ・フランスの生ハム巻き、カキのチャウダー、パン、パクチー・玉ネギ・赤大根のサラダ

 「あけましておめでとうございます」とは言い難い元日を迎え、今も悲しみと不安な毎日を過ごされている震災被災者の皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。
 また、ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナの悲惨な戦争も続き、これからの世界の動きも大変気になる中、世界平和を祈るばかりです。

 新しい年を迎え、読者の皆様も気持ちを新たにされたことでしょう。私も今年は今までとは違った暮らし方に挑戦するつもりです。まず今までに、貯めに貯めたものを整理する(残念ながらお金ではありません)。これまで何度も考えてきたことですが、その時がやってきました。後ろ髪をひかれながら、時代が変わっていくこと、自分が年を重ねていくことなど考えながら作業を始めました。と言っても、なかなか進みませんが、頑張らねばなりません。新しい自分を作るために。

 今はお正月のお料理やお餅もそろそろ飽きてきたころ、気分を変えてゆっくりブランチを楽しみたいです。直径17センチの丸平皿に、ほんの少しのオードブルはラ・フランスの生ハム包み。爽やかな洋なしの香りが白ワインを誘います。お好みでオリーブオイルを垂らして。甘くて柔らかい果肉と塩味の生ハムの相性は甘じょっぱくて目を閉じて味わいたい気分。なのに夫は別々に食べたいと、巻いた生ハムをわざわざはがして食べる始末。「あ~、好みが合わない」とムッ!としつつ、「これが現実なのよね」と、その言葉と白ワインをグビッと飲み込むのであります。

 次は今が旬のカキのチャウダーです。カキはあらかじめ白ワインで軽く蒸してザルにとり、滴る汁も取っております。このひと手間が生臭みを取ってくれます。具はベーコン・玉ネギ・ジャガイモとキャベツをさいの目に切り油でいため、牛乳・生クリームまたはチャウダーの素などを入れ軽く煮込み、塩コショウで味を整えます。そこで先ほどのカキと汁を投入し、ひと煮立ちさせたら出来上がり。直径16.5センチ、深さ6センチのボウルに盛り付け、パセリのみじん切りを添えて。私は軽くトーストしたパンをスープに浸して食べるのが好きですが、夫はご飯派(あ~、合わない)。いつもは無関心の夫が珍しく「チャウダーとシチューの違いって何?」と聞いてきましたので、皆様にもご紹介します。

 チャウダーはアメリカ料理で小さく刻んだ具だくさんのスープのことです。煮込み時間も少なく、さらっとした感じ。移民の国なのでクリームベースやトマトベース、貝や魚などいろいろバラエティーに富んでいます。シチューはフランス料理で具が大きく肉など長く煮込むので、味が濃厚でとろみもありメイン料理となるものです。レストランでメニューを見ると、チャウダーはスープとして、シチューはメイン料理として記されています。夫は 「ふ~ん、そうなの」ということで、これで納得したのかな?

 サラダは直径24センチの丸平皿に新鮮なパクチーと玉ネギ・赤大根のスライスをこんもりと盛り付けます。キングとクイーンのSPセットの塩コショウとオリーブオイル・レモンフレーバーを振りかけてさっぱりと。モリモリ食べるので体内の血液が綺麗になったような気がします。ほかにクレソンなど個性的な野菜はフレーバーオイルと組み合わせることでさらに美味しくなります。

 最後になりましたが、今月の器は一般的には磁器で知られる波佐見焼の中から、陶器を選びました。利左衛門窯のテラコッタ・ブラウンシリーズです。このブラウンは飴釉と呼ばれ、昔から抹茶碗をはじめとして多くの器に使われてきた色ですが、フラットなお皿の形や素材感を生かした縁の表現により、新しい感覚の器が誕生しました。色形共に食材を非常に美しく引き立ててくれること間違いなし。

 今年は新しい器で新しい自分を発見してみませんか?私も頑張ります!

メニューラ・フランスの生ハム巻き、カキのチャウダー、 パン、パクチー・玉ネギ・赤大根のサラダ
テラコッタ・ブラウン 24センチ平皿 利左衛門窯(波佐見焼)
テラコッタ・ブラウン 17センチ平皿 利左衛門窯(波佐見焼)
テラコッタ・ブラウン 16.5センチボウル 利左衛門窯(波佐見焼)
グラス コンランショップ(東京)
カトラリースプーン DEAN & DELUCA(東京)
竹細工のフォーク 不詳(大分)
その他 ランチョンマット&バスケット アーバンネイチャーカルチャー(オランダ)
キング&クイーンSPセット 不詳(フランス)
レモンオイル DEAN & DELUCA(東京)
ペーパーナプキン 100円ショップ