丸の内店をオープン アクタス

東京駅前の新丸ビル3階にオープンした「アクタス・丸の内店」。共有通路部分も意匠の中に取り込む

 インテリアショップを展開するアクタスは10月6日、東京駅前、新丸ビル3階に新店舗「アクタス・丸の内店」をオープンした。

 1969年に東京・青山にオープンした第1号店の志に還り、次世代の価値観を掘り起こし、新しい生活文化を発信し続ける、アクタスブランドの情報発信基地と位置付け、同店のストアコンセプトを「ACTUS THE STORE」とする。同社は数年前から丸の内地区への出店を模索していたという。店舗設計は、表参道のライフスタイルショップ「CIBONE」、北欧家具ブランド「Artek Tokyo Store」などを手掛ける人気設計事務所のダイケイミルズが担当した。売場面積は約604平方メートル。新丸ビルの通常の物販店舗、数店分の広さ。さらに共有通路部分も意匠の中に取り込み、再生レンガを敷き詰めた床で統一、L字型の店内をさながら路面店のような演出をする。

 テーブルウエアのエリア中央には「Japandi style」を展開する。「Japandi(ジャパンディ)」は、欧州で数年前から話題となっている日本と北欧を融合したインテリアスタイル。オリジナルの波佐見焼陶器がならぶ。鉄錆びのような赤褐色とネズミの2色、3サイズのプレート、丼、2サイズの蓋付きボウル(ネズミのみ)からなる。ともに窯変による風合いもあり、特に赤褐色は海外からみた日本のイメージ=漆の色合いを表している。このほか、「HIBITO」や「STACK MUG」など、全体的に無地で素材の質感が顕著な食器類を中心に約1600アイテムで構成する。

 このほかデザイナー柴田文江氏によるオリジナルプランターカバーや、現存するスウェーデン最古の木工家具メーカーの日本初上陸、スウェーデン(北欧)の名作シェルフ「String®」の世界初の自立式フリースタンドシェルフなど、オープンを記念した限定商品、新商品を先行発売する。

アクタス・丸の内店住所:東京都千代田区丸の内1-5-1