津軽びいどろ、HARIOが出店 東京ミッドタウン八重洲

東京ミッドタウン八重洲の外観

 三井不動産の開発による東京駅前の複合施設「東京ミッドタウン八重洲」(東京都中央区八重洲2-2-1)が、3月10日グランドオープンした。

 東京ミッドタウンブランド3つ目となる同施設は、オフィス、商業施設、バスターミナル、ホテル、小学校などが入る地上45階地下4階建てのセントラルタワー、地上7階建てのセントラルスクエアの2棟で構成。敷地面積は1万3千平方メートル以上、延床面積は約290平方メートル。このうち地下2階のバスターミナルと同1階の商業ゾーンは昨年9月に先行開業している。

 同日オープンした1~3階の商業施設のコンセプトは「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド」。先行開業の地階ショップを含む全57店舗が入店する。1階はジャパンラグジュアリーのフロアで「現代の日本発ラグジュアリー」を提案。同階には、元禄元年京都・西陣で創業した細尾のショールーム&ストアー、「PORTER」「ONITSUKA TIGER」らとともに、近年出店が目立つ「HARIO Lampwork Factory」が登場。同店ではガラスアクセサリーだけでなく、コーヒーアイテムを中心に、水出し用の「フィルターインボトル」や金箔を施した酒器など約50アイテムも並ぶ。

 2階ジャパンライフスタイルのフロアには「津軽びいどろ」(アデリア㈱)が初の直営オフィシャルショップを誕生させた。「知名度も少しずつあがり、直に顧客の声がほしく、小売店をとの思いがあったところに声を掛けられた。季節で入れ替えつつ常時500~600種で展開する」と井筒栄吉店長。初めて青森以外の景色を表現し、同施設のテーマカラーグリーンを用いた「八重洲グリーン」と、東京のソメイヨシノから「八重洲の春」を各100個制作、さらに同施設のロゴ入りも各限定50個で販売する。加えて「浮玉」をアップサイクルした、盃や豆皿をオープン記念のプレゼントとして用意する。

 このほか越前漆器の木地技術を応用した雑貨の「HACOA」、木やチタン製食器も扱う「Editorial」が出店、3階はダイニングバーのフロアとなっている。