スタジオジブリとの初コラボ商品発売 中川政七商店

コラボ第1弾はとなりのトトロのラインアップ

 生活雑貨製造販売の中川政七商店(奈良市、千石あや社長)は3月1日、スタジオジブリとの初のコラボレーション商品全25種を中川政七商店オンラインショップおよび全国の直営39店で発売した。両者に共通する「手仕事への愛」の価値を次の世代へ伝え、残していくために手を取った。

 2023年のコラボは、1988年公開のアニメーション映画「となりのトトロ」から。井波彫刻の「くすの木のトトロ」など、中川政七商店ならではの工芸産地と組んだアイテムですべて構成されている。「肥前吉田焼の一輪挿し」(与山窯、4180円)は一つひとつ呉須絵付けした3アイテム。「どんぐり皿」は、美濃焼(蔵珍窯)、瀬戸焼(水義製陶所)、有田焼(幸楽窯)の3産地。豆皿より少し大きめのサイズで各2200円。美濃焼は、たたら技法で生地を作り、鉄絵をイメージした素朴な優しい風合い。瀬戸焼はキャラクターを立体的な陽刻で表現、周りだけに施釉し、質感の違いや、立体感が楽しめる。有田焼は、伝統工芸士の手描きによる下絵を元に、高度な転写技術を用いキャラクターを描いた。このほか「小田原鋳物のお守り鈴」「裏表がない注染Tシャツ」「となりのトトロ花ふきん」などをラインアップする。

 3月1日から中川政七商店 渋谷店では、コラボ商品全種やものづくりの背景を紹介する店頭企画「ジブリと、工芸」を開催している。

中川政七商店オンラインショップ