春の恒例企画「博物館でお花見を」開催 国立科学博物館

 3月15日~4月10日まで、東京・上野にある「国立科学博物館」では春の恒例企画「博物館でお花見を」を実施している。

 本展では鳥居清長が満開の桜の下、華やかに装い花見を楽しむ女性たちを描いた「飛鳥山花見」をはじめ、公卿らが穏やかにと花見を楽しむ様子がうかがえる住吉具慶の「観桜図屏風」など、花見や桜をモチーフにした多彩な浮世絵や書画、工芸品などを展示。陶磁器では江戸後期の京焼の名工・仁阿弥道八による乾山風の代表作「色絵桜樹図透鉢」など。

 コロナ禍を受け、本年もワークショップやトークイベントなどは行われないが開催期間中は同館の公式鑑賞ガイドアプリ「トーハクなび」にてスタンプラリー形式のクイズ「さくらスタンプラリー」も実施。プレゼントに正解すると、期間限定でオリジナル画像がダウンロードできるという。

 今年の東京の桜の開花予想は3月20日。館内でさまざまな桜を愛でた後は、本館北側に広がる庭で咲き誇る、本物の桜も楽しみたい。

東京国立博物館