佐賀大学肥前セラミック研究センターは1月22日午後2時から、「産業 地域 振興を考える」をテーマにシンポジウムを開催する。当初は佐賀大学有田キャンパスとオンライン(ZOOM)で開催する予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響により、オンラインのみでの開催に変更した。
コロナ禍で疲弊する地域経済にあって、やきもの産地の有田も例外ではない。インバウンド需要は激減し、飲食店の多くが顧客を失って、まちから賑わいが消えしまったが、初めて磁器の量産に成功した有田にとって、忍従するばかりが方法ではないはず。あらためて、地域資源に着目したまちの活性化対策を考える必要性が出ててきている。
シンポジウムは、山田雄久近畿大学経営学部教授と西村順二甲南大学ビジネス・イノベーション研究所所長を講師に迎え、「模倣とオリジナリティーの相克 ―近代有田焼の歴史とイノベーション―」「地方・地域活性化を進めるパス多様性とその本質」と各々の講演の後、山口夕妃子佐賀大学芸術地域デザイン学部教授の進行で「有田町の地域アイデンティティを活かしたまちづくり」をテーマにパネルディスカッションが開かれる。
参加希望者は、事前に佐賀大学肥前セラミック研究センターのウェブサイトで申し込む。詳細は同サイトホームページの「ニュース&トピックス」を参照。当日は午後1時半から受付を開始する。
佐賀大学肥前セラミック研究センター