4産地の商品を展開 「オンライン陶器市@エンニチ 2020秋」

 地域独自の産品を販売するオンラインストア「エンニチ」は10月27日から、美濃焼、有田焼、波佐見焼、小石原焼の4産地の商品を展開する「オンライン陶器市@エンニチ 2020秋」を開始した。12月15日まで。
 「エンニチ」は、ふくおかフィナンシャルグループの子会社、iBankマーケティング(福岡市)が「地域総合商社事業」として運営しているサイトで、食器・キッチン用品、工芸品、生活雑貨などの商品を販売している。同サイトでのオンライン陶器市は3回目の開催。初回は4月27日~5月10日に波佐見焼の3社、2回目は7月7~31日に波佐見焼の29社、今回は1カ月以上で4産地36社の開催と、期間、産地数、出店数の規模を拡大してきた。
 今回は、400点以上の商品を生活シーンや商品の特徴に合わせて、①5000円セット市、②今週の目玉商品、③クラウドファンディングでの限定商品の3カテゴリで展開するほか、週替りで期間・数量の限定の割引商品も販売する。また小石原焼ではクラウドファンディング形式による限定商品も出品される。
 さらにこの陶器市では、こだわる人のモノ&ファッション誌「Begin」と連携。同誌が運営する「e-Begin」(https://www.e-begin.jp/)で生産者への取材記事を配信したり、「エンニチ」の方ではその記事に連動したプロダクト記事を掲載するもようだ。
 「エンニチ」が展開する陶産地を拡大するにあたりiBankマーケティングは、岐阜県を拠点とする十六銀行と提携。ビジネスマッチングの仕組みを活用し、同銀行と取り引きのある土岐市陶磁器卸商業協同組合傘下の業者が出店するに至った。