加賀友禅の布マスクが売れ行き好調 北市漆器店

手染め加賀優先マスク。北市博之社長が手に持つ立体型(赤)と女性が着けているプリーツ型(青)。

 新型コロナ感染拡大でマスクの需要が高まる中、石川県加賀市の漆器商社、北市漆器店(北市博之社長)はこのほど加賀友禅の布マスクを発売した。地元紙にも紹介され、大きな反響を呼んでいる。
 金沢市の加賀友禅メーカー、奥田染色が小紋柄を手染めした綿の布に、ゴム入り織物の産地として知られる同県かほく市産の合繊ひもを取り付けて縫製したマスクで、何度も洗って使えるのが特徴。カラーバリエーションは赤と青の2色、プリーツ型(1500円)と立体型(1800円)をそろえており、いずれも同社のオンラインショップで購入できる。北市社長は「マスクは一般的に地味な色が多い中で、このオール石川産の華やかな加賀友禅のマスクで、今の暗い雰囲気を吹き飛ばしてほしいという思いで作った。発売以来非常に好評で、入荷するとすぐに売れてしまう」と語った。価格はいずれも税別。

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