京都・茶碗坂の朝日堂は 10月1~14日、同店初の常滑焼茶器展を本店2階の陶芸サロンで開催する。
朝日堂本店では常滑焼の展示会を行うのも、常滑焼を販売するのも初めて。常滑焼卸の丸よ小泉商店の全面的な協力を得ての実施となる。近年、常滑焼急須が中国人を中心とする外国人の間で人気となっている中で、清水寺のすぐそばとあって外国人の来店が多い朝日堂でも常滑焼急須のニーズが高まっていた。
同企画では、人間国宝の三代山田常山や四代山田常山、鯉江廣氏といったベテランから、前川淳蔵氏や藤田徳太氏といった注目の若手作家に至る常滑焼を代表する作家13人の作品が一堂に会すほか、その作家のほとんどが在廊も予定しており、見どころの多いイベントになりそう。丸よ小泉商店の鯉江一社長は「常滑焼産地の急須シーンの総体を紹介したい。今回のみならず今後も継続して実施していきたい」と意気込みを語る。