東洋陶磁の研究を目的とする学会、東洋陶磁学会(東京都千代田区)は9月、3つの研究会を各地で催す。
大会や研究会の開催、学会誌や会報などの発行を実施している同学会は、毎年4、5回の研究会を行っている。9月の開催は5月に行われた1回目に続くもので、3回目の研究会では、景徳鎮陶磁大学の元教授、二十歩文雄氏が登壇を予定している。それぞれの日時、会場は以下の通り。開催詳細は東洋陶磁学会のホームページ(https://toyotoji.com/)を参照。原則的には学会会員のみが参加可能のため、外部からの参加を希望する場合は、事前に学会への問い合わせが必要。
第2回研究会
日時:9月7日(土)午後1:30~
会場:東京国立博物館平成館1階 小講堂(通用門・西門から入場)
三笠景子(東京国立博物館)「東京国立博物館所蔵の琉球資料に含まれる陶磁器について」
第3回研究会
日時:9月14日(土)午後1:30~
会場:大阪市立東洋陶磁美術館 講堂
二十歩文雄(元・景徳鎮陶磁大学)「世界の瓷都・景徳鎮滞在記8年半」
巖由季子(大阪市立東洋陶磁美術館)「中近世の陶磁器補修―消費地遺跡出土遺物の漆継ぎを中心に―」
第4回研究会
日時:9月15日(日)午後2:00~4:30
会場:青山学院大学総研ビル11階 第19会議室
水本和美(東京藝術大学)、新免歳靖(東京学芸大学)、二宮修治(東京学芸大学)、樋口智寛(東京都立産業技術研究センター) 「陶磁器の上絵付に使用された糊材を分析する方法とその展望」
新免歳靖、村上伸之(有田町教育委員会)、水本和美、二宮修治 「有田町中樽一丁目遺跡・泉山一丁目遺跡から出土した磁器原料からみる磁器製作工程」