
京都伝統産業ミュージアムは8月中旬から、第2回 京都クラフト&デザインコンペティション「TRADITION for TOMORROW」の作品募集を開始した。受付期間は11月16日まで。
同コンペは、京都ひいては日本の伝統文化・伝統産業を未来につないでいくことを目的とし、全国の芸術系大学・専門学校に所属する学生部門と、京都にゆかりのある伝統工芸に従事する作家、職人、従事者を対象にした一般部門(国籍不問)の2部門を設け、昨年スタート。今回は「守・破・創(しゅ・は・そう)」をキーワードに、伝統工芸における継承と革新を表現した工芸作品を募集する。
審査員は華道家・写真家の池坊専宗氏やビームスジャパン クリエイティブディレクターの鈴木修司氏など5氏。作品提出期間は来年1月29~31日。1次審査を通過した作品は、2月から京都伝統産業ミュージアムで展示、2次審査を行い、3月に授賞式を執り行う。賞及び賞金はグランプリ(1人)100万円、学生(同)は30万円、オーディエンス(同)10万円ほか、各賞を予定。第1回の一般部門のグランプリには、ウニの殻を漆で強化し、蓋をあつらえ容器にした「ボンボウニエール」(㈱表望堂・島本恵未氏)が輝いた。
応募要件など詳細は公式サイトを参照。