セシリエ・マンツ、都内2カ所で日本初の個展開催

BaBaBaの様子(Photo:Kohei Yamamoto)

 全47アイテムの「1616/CMA」(百田陶園、以下CMA)コレクションをデザインしたセシリエ・マンツ氏の初の個展「TRANSPOSE 発想のめぐり」が、5月20日~6月30日、都内の2会場で開催されている。

 本展では、マンツ氏の体験、思想、感覚、生活、創作の様子をリアルに感じられるよう、自身の分身とも呼べるごく身近なもの─幼少期の思い出の品、仕事の道具、愛用品、素材、試作パーツなど─を5のテーマ別に展示、会場のデザインも自身が行った。

 「ARITA/有田の記憶」では、3歳の時に陶芸家の両親とともに有田町を初めて訪れ、2021年CMAを発表するまでの、有田と同氏の関係性をめぐる。「TEGNESTUEN/創作の現場」では、コペンハーゲン市街地のアトリエの一部を会場に移転。ドローイングペーパーや試作の道具、デッサンなどを展示している。「MÅLTID/食事の風景」では、マンツ氏のコレクションからセレクトしたテーブルウエアやカトラリーで食事のシーンを再現。茶碗や湯呑みなど、日本の道具を取り入れた様子も楽しめる。「AD HOC/新しいアイデア」は、世界初披露となるプロトタイプを通じて、現在進行形の発想の様子を知る。これら4コンテンツは高田馬場のアートスペース「BaBaBa」で展覧している。

 もう一つの会場東日本橋の「maruni tokyo」では、「A Hint of Colour/色彩の意識」を開催。同氏が手掛けたチェア「エン」のカラースキームがどのように生まれたのか、その創作過程を振り返る。またミラノサローネ2023で発表した「MARUNI COLLECTION 2023 東京展」も実施する。詳細は各会場のウェブを参照。

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