ホームフレグランスを発表 ジノリ1735

ホール氏が愛する5つの土地のフレグランス

 イタリアの名窯「ジノリ1735(以下、ジノリ)」はこのほど、英国人アーティストとのコラボレーションによるホームフレグランスコレクション「プロフーミ・ルキーノ」の販売を開始した。

 同コレクションは6月にミラノデザインウィークで発表したもの。デザインを手掛けたルーク・エドワード・ホール氏は、ロンドンを拠点とするアーティストであり、デザイナー、そしてコラムニスト。ポップな色彩感覚と遊び心のあるデザインで世界から注目を集めている。一昨年ジノリはホール氏を起用し、「ネプチューンの旅」という神話の世界をモチーフとしたテーブルウエアコレクションを発売しており、今回が2作目となる。

 フレグランスは5種類で、ホール氏の愛するコッツウォルズ(英国)、マラケシュ(モロッコ)、ラジャスタン(インド)、ビッグ・サー(米国)、ヴェネチア(イタリア)、各々の土地からインスピレーションを得ている。さらにそれぞれの旅先をイメージした架空の館をデザイン。架空の館と象徴するモチーフが描かれたフレグランスキャンドルをはじめ、ラウンドプレート、スクエアトレイ、蓋付のボックスで構成する。このほか旅先に関連した、キャンドルスタンドやインセンスホルダー(香立て)、蓋付きキャンドル、カバー付きボックスに加えて、ギリシア神話に登場するトロイアの王子「ガニメデス」の頭部をモチーフにした彫刻的なキャンドルホルダーといった個性的なオブジェも展開。プレゼンテーションでは、カードをスクラッチして5つの香りを体験できるなど、趣向が凝らされていた。

 新作コレクションは伊勢丹新宿店およびジノリ1735オンラインショップで10月19日から先行販売をスタートし、11月16日から全国の百貨店で販売している。

「ガニメデス」の頭部をモチーフにしたキャンドルホルダーなどを展示したスペース