「ものにはまわりがある展」を開催 D&DEPARTMENT

会場の様子。手前の展示は「富山」

 D&DEPARTMENTは9月19日まで、「ものにはまわりがある展―『もの』の『まわり』と出会う14の旅―」を渋谷ヒカリエ8階のd47 MUSEUMで開催している。

 同展はその土地らしいプロダクト、場所、食文化、活動を「もの」として捉え、その「まわり」を会場内で紹介するとともに、各地のキーマンとのツアーや勉強会など、現地へ旅して学ぶプログラムを実施するもの。

 展示は14の県からなる。「富山 城瑞別院 善徳寺」は、柳宗悦が同地で「美の法門」を書き上げた地。柳はこの地の品格を「土徳(どとく)」と表現し、同展では「土徳」と民藝の関連を探っており、韓国人陶芸家で南砺在住の金京徳氏の食器類や富山ガラスなども展示する。「佐賀 旅館大村屋」では、宿、嬉野茶、肥前吉田焼の異業種プロジェクト「嬉野茶時」や、224porcelainが手掛けたユニークな形状の「嬉野茶時オリジナル急須」も紹介されている。9月10日の「旅館大村屋15代目と行く『嬉野温泉 暮らし観光旅のプログラム』」が現在募集中で、そのほかのプログラムも10月30日まで実施する。詳細はD&DEPARTMENTのウェブサイトの「イベント」ページから。

224porcelainの「嬉野茶時オリジナル急須」(左)
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