「肥前・箸置きプロジェクト」と共催 「第37回茶わん供養 有田のちゃわん祭り」

お値打ち品をチェックする来場者ら

 有田町の秋の恒例イベント「第37回茶わん供養 有田のちゃわん祭り」(主催・有田焼卸団地協同組合)が11月20~24日、アリタセラ(佐賀県有田町)で開催された。
 最終日午前中は雨だったものの、あとは好天に恵まれた。初日、「茶わん供養」神事を執り行い、欠けたり割れたりした茶碗を丁重に供養した。今回は参加者が茶碗への思いを絵馬に描いて納めるイベントも行った。会場では約20社の窯元、商社が新作や値打ち商品を販売した。また佐賀県陶磁器協同組合が主催する「肥前・箸置きプロジェクト」との共催イベントで、唐津焼、肥前吉田焼、波佐見焼、三河内焼などの箸置きを集めた「肥前・有田箸置き市」をアリタセラのギャラリー青磁で催した。
 このほか、ろくろ成形や絵付けを体験できる「有田焼体験ワークショップ」、今年結婚20周年を迎える夫婦に有田焼の記念品を贈る「磁器婚式プレゼント」、「和菓子歳時記~ぜんざいの振る舞い~」、「有田棚田米もちつき」、「あおぞらグルメマーケット」、抽選会など、さまざまな企画も展開され、多くの来場者が訪れた。