プロフィール:森孝一

1951年、名古屋市生まれ。現在、美術評論家・公益社団法人 日本陶磁協会常任理事。八王子夢美術館の資料収集選定委員など。主な編著に『陶芸家になるには』(ぺりかん社)、『青山二郎の素顔』(里文出版)、『文士と骨董』(講談社文芸文庫)、『器の教科書』(宝島社)など多数。過去に、東京国立近代美術館工芸館の美術品購入等選考委員会委員、滋賀県立陶芸の森・工芸館評議委員(2003年~2011年)、都留文科大学非常勤講師などを務める。
 美術書・学術書の編集を経て、社団法人 日本陶磁協会に25年間勤務。在職時代は、「陶説」の編集のほか、新聞・雑誌にやきものや美術についての原稿を執筆。また文芸文庫(講談社)の白洲正子、青山二郎、加藤唐九郎、小山冨士夫、川喜田半泥子などの企画、解説を手掛ける。2009年には『文士と骨董・やきもの随筆』(文芸文庫)を森孝一編で刊行。1997年「青山二郎展」(ミキモト)、2001年「日本六古窯名品展」(備前陶芸美術館)、2003年「桃山陶に魅せられた7人の陶芸家」(中日新聞社主催)、「陶の詩人 小山富士夫の眼と技」(朝日新聞社主催)、2010年『古陶の譜 中世のやきものー六古窯とその周辺」(ミホ・ミュージアムほか)を企画参加。2014年『器の教科書』(宝島社)、2015年『器の手帖』(宝島社)を監修。
 2014年から中日新聞に「やきものの思想」を1年間連載。2015年9月に日経新聞の美の十選に「破格の陶芸」を連載。現在、LIXILギャラリーの企画の他、現代陶芸の思想について講演を5回行う。