伝統工芸の担い手を支援 DENTOサポートプログラム募集中

    © Tadayuki Minamoto

     NPO法人DENTO(京都市)は、伝統工芸の担い手を奨励、支援する「第2回DENTOサポートプログラム」を6月30日までオンラインで募集している。

     メインの「若手職人支援(弟子育成)プログラム」の募集は3件。次世代の職人・作家を受け入れ、伝統技術を継承していくことに意欲がある法人・個人・団体(任意団体含む)が対象で、支援金額は月額上限15万円×最長1年(12カ月)最大180万円。「工芸アワード」(商品・作品)と「クリエイティヴ・アワード」(新商品アイデア)は、各1件。対象はいずれも伝統工芸に関わる法人・個人・団体(任意団体含む)で、各30万円を支援する。

     DENTO(京都市、アブラハム・ルガシ社長)は、日本の伝統工芸の文化を今一度活性化させ、未来に継続していくことを目的に2021年に設立。特別な旅行体験を求める海外の富裕層やインバウンド観光客向けにユニークな体験を提案するクラフト・ツーリズム事業「DENTO伝燈」を展開し、旅行代金の一部を原資として活用して職人支援を実施する。両法人はルガシ氏(日本の窓社長)のほか、齋藤峰明氏(元エルメスパリ本社副社長・シーナリーインターナショナル社長)、西堀耕太郎氏(日吉屋・TCI社長)の3人が役員を務める。募集詳細はウェブを参照。