瀬戸焼産地恒例の「第88回せともの祭」(主催、大せともの祭協賛会)が9月14、15日、瀬戸市内各所で開催された。2日とも好天に恵まれ、多くの人出でにぎわった。
メーンの「せともの大廉売市」では尾張瀬戸駅周辺で約170業者が出店し、普段使いの器から伝統工芸の高額品まで、多彩な瀬戸焼を廉価で販売した。企画展開としては、瀬戸陶芸協会、瀬戸伝統陶芸会、瀬戸クラフト協会による恒例の展示販売会「秋の陶フェスタ」(瀬戸蔵4階多目的ホール)で会員作品が展示販売されたほか、日常使いの茶器を披露する「茶器展」も開催。瀬戸焼の若手作家グループによる「作家モノヒロバ」(窯神橋付近駐車場)も人気を集めた。初日夜には花火大会が行われ、祭りを盛り上げた。
同祭り恒例の「せともの人形」展示では、今回は歌舞伎舞踏「藤娘」を題材に、菊人形師が約1200枚の陶器絵皿で製作した人形が展示された。
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